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総会ユースフォーラム2014

■ 開催概要 ■
【テーマ】夢を未来に あなたを世界へ
~多様な視点から考える10年後の国際保健医療~
【日時】2014年11月2日(日)~3日(月・祝)
【場所】 (独)国立国際医療研究センター(東京都新宿区)
◎同時開催◎
第55回日本熱帯医学会大会・第29回日本国際保健医療学会学術大会
合同大会 「官民連携時代における人材育成」

■ 各企画の内容 ■
【教育講演1】 安全で安価な医薬品供給のために
講師:木村和子先生
(金沢大学 医薬保健研究域薬学系 国際保健薬学研究室 教授)
世界に流通する医薬品の安全性の問題と薬価について伺いました。一見
正規品に見えても、表示が偽装されたり、有効成分ではなく不明な成分が
入ったりした偽造医薬品が世界では多く流通しており、薬事規制の順守が
重要であることを学びました。薬の二重価格制についても伺え、医療費の
25%を占める医薬品の問題について理解を深めることができました。

【パネルディスカッション】 継続的に国際保健医療に向き合うための
進路選択
パネラー:吉田修先生(TICO代表 さくら診療所理事長)
崎坂香屋子先生(中央大学・東京大学大学院 医学系研究科 国際地域保健学)
座光寺正裕先生(佐久総合病院 総合診療科)
最初に、先生方から、これまでのご経験や現在の取組みについて伺い、
続くパネルディスカッションでは、国際保健に関わる上で直面した障壁や、
海外に出る前に日本でどのような経験を積むべきかについて、ご意見を
伺いました。会場からの質疑も多く、医療系/非医療系、男女を問わず、
将来のキャリアプランについて具体的に考えられる企画となりました。

【教育講演2】 途上国における非感染性疾患NCDsを考えよう
-がん医療の視点から-
講師:坂元晴香先生(聖ルカ・ライフサイエンス研究所非常勤研究員)
NCDsや途上国のがん医療、さらには将来の働き方について、具体的な
例を交えつつお話しいただきました。NCDsは現在、途上国において深刻
な問題となっていることや、NCDsの中で途上国のがん医療は麻薬取扱い
等、まだまだ課題が山積みであることなどについてお聞きすることができ、
会場参加型形式で、参加者の満足度の高い講演会となりました。

【一般講演】 母子健康手帳を通して見る母と子の健康―現在から未来へ―
講師:尾崎敬子先生(JICA国際協力専門員)
ご講演では最初に、母子保健とリプロダクティブヘルスについてMDGsの
達成状況を交えながらお話いただきました。次に、母子保健に活用される
母子健康手帳について、また、その果たせる役割についてお話しいただき
ました。母子健康手帳の課題や未来にいたるまで、多くのことを学ぶことが
でき、非常に有意義な講演会となりました。

■ 企画担当者より ■
総会ユースフォーラム2015のテーマに込めた「国際保健医療の様々な分野
・関わり方を知り、将来国際保健医療分野で働くという選択肢がより身近な
ものになるような総会ユースフォーラムにしたい」という想いを胸に、担当者
一同、4月から準備を進めてまいりました。
当日参加された方からは、「将来のキャリア形成の参考になる話がたくさん
きけて勉強になった。」「同じように国際保健で活動することを目指す人達の
熱意に刺激を受けた。」などのご感想をいただきました。

総会ユースフォーラムには約230名の方にご参加いただき、また、合同大会
の参加学生数は324人に上りました。
国際保健に関心をもつ多くの学生の皆様にお集まりいただき、学生・先生間
だけでなく、学生同士のネットワーキングの場ともなったと感じております。

今回9回目となる総会ユースフォーラムを無事開催することができましたの
は、合同大会大会長や事務局の先生方、ご登壇いただいた先生方を始め、
日頃ご指導・ご支援くださる先生方、サポーターの皆様、企業・団体様、
そして遠方からもご参加くださる皆様のおかげと存じております。
この場をお借りして、深く感謝申し上げます。

来年は金沢で第30回日本国際保健医療学会学術大会が開催されます。
– 会期:2015 年11月21日(土)~22 日(日)
– 会場:金沢大学
– テーマ:世界の健康と医薬品の課題解決に向けて
これに合わせ、jaih-sも総会ユースフォーラム2015を開催させていただく
予定です。

より良い学びとネットワーキングの場を作れるよう、運営委員一同さらに
精進してまいります。
今後ともjaih-sおよび総会ユースフォーラムをよろしくお願いいたします。