jaih-s

国際保健トレーニング合宿2009

~国際保健トレーニング合宿2009~
 

『ONE STEP! 知る・学ぶ・行動する―その先の自分へ』
 

@東京近郊 [2009/3/5-8]

 


毎年恒例のjaih-s国際保健トレーニング合宿。 2009年3月に3泊4日の合宿を開催しました。全国から国際保健に強い関心を持つ22名の学生が参加し、国際保健の現場で豊富な活動をされている講師の方々に講義して頂きました。頭と体を使った「問題分析ワークショップ」では、夜通し語り合い、互いに刺激し合え、一人一人が「国際保健活動について」の一歩を踏み出すきっかけになったのではないかと実感しております。以下に、合宿の様子をご紹介してまいります。

【開催概要】
・日時: 2009年3月5日(木)~8日(日)
・開催場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京)
・参加者: 22名
・対象者: 国際保健協力を将来の道の一つとして考えている学生(専攻問わず・高校生以上)
・参加費: 17000円

【目的】
・国際保健に関しての課題を明確にして、学生の間に経験出来ることを実行に移すことが出来ること。
・国際保健に対する具体的なアプローチが考えられるきっかけになること。

【プログラム内容】
1日目 : 3月5日(木)
●アイスブレイク 国際協力の光と影
3グループに分かれて国際協力のさまざまな側面についてブレーンストーミングを行いました。

●講義1 国際保健とは/日本の医療の変遷
(杉浦康夫先生・国立国際医療センター)
国際保健の基礎知識と、国際保健を考える上で知るべき日本の医療の変遷について講義して頂きました。

●講義2 日本の国際保健協力の枠組み/世界の潮流
(杉浦康夫先生・国立国際医療センター)
国際保健協力の仕組みや関連機関と組織と、現在の国際保健における世界的なトレンドとは何かについて講義して頂きました。

●講義3 母子保健
(藤田則子先生・国立国際医療センター)
母子保健の専門家であり、母子保健協力活動の事例を中心に講義して頂きました。

●講義4 国際保健と感染症
(依田健志先生・長崎大学熱帯医学研究所)
世界中で深刻な感染症について、疫学的視点を盛り込んだ講義をして頂きました。

2日目 : 3月6日(金)
●講義5 地域保健
(工藤芙美子先生・特定非営利活動法人シェア)
看護師としてタイをはじめ世界各地で活動されたご経験をもとに、地域保健についてご講義して頂きました。


工藤芙美子先生の講義に聞き入る参加者
●講義6 途上国のヘルスプロモーション
(神馬征峰先生・東京大学大学院国際地域保健学教室)
海外の活動事例をもとに、取り組み方やヘルスプロモーションで目指すことについて講義して頂きました。

プロジェクトサイクルマネージメント(PCM)演習
講師
森永太一先生、原芳久先生、田中祐子先生(株式会社VSOC)
アドバイザー
明石秀親先生、仲佐保先生(国立国際医療センター)

国際協力の現場で使われている【参加型問題分析手法】の一つであるPCM手法。実際に、事例を分析しました。演習は深夜を含み2日間に渡って行われ、頭や視覚的に問題を整理、分析する方法を深く学びました。


グループワークによるPCM演習。 実践型の演習でした。
3日目 : 3月7日(土)
プロジェクトサイクルマネージメント(PCM)演習・発表 
事例から導き出した問題に対してどのような支援アプローチを選択したかについて議論し結果を発表しました。

キャリアラウンドテーブル
講師
・清水孝行先生(国立国際医療センター)
・鈴木諭先生(青年海外協力協会)
・林英恵先生(株式会社マッキャンヘルスケアワールドワイドジャパン)
・南島多麻美先生(国立保健医療科学院研究課程)

国際保健分野で活動経験のある先輩方が、自分のキャリアをどのように切り拓いていったのか、グループに分かれて質疑応答形式で経験談をお聞きしました。


先輩方の経験談は興味深いものでした。
4日目 : 3月8日(日)
日本国際保健医療学会東日本地方会参加
(開催地:国立国際医療センター)

【参加者アンケート抜粋】
・国際保健にこれからどう関わっていきたいのか考えるきっかけになった。

・先生の講義を聞くだけでなく、答えのない問題を考える授業は、考えることの大切さを実感した。

・医療従事者以外の専門家による講義を平行して取り入れてくれると面白いく、もっと深い考察が可能かと思った。

・論理的な考え方とは何かを、実際の体験を通じて学べて良かった。問題点に取り組む順番や見方を教わりながら経験できて勉強になった。

・PCM演習は、グループで考える過程が難しく大変だった。しかし広い視野で問題をみることの大切さを学ぶ事が出来た。

・知識を深めるだけでなく、色んな人達と出会い、刺激をもらった。知識不足を痛感しただけでなく、国際保健に関わるためには、様々な能力が必要だと思わされた。今後も学び続けたいという意欲が高まった。

プログラム終了後、参加者と運営委員で記念写真。皆さん、本当にお疲れさまでした。

【運営委員より皆さまに一言】
3泊4日の合宿で、将来自分がどのように国際保健と関わっていくか考えるきっかけ作りのお手伝いが出来るよう、今後も企画、運営に励みたいと思っております。そして、今回参加者の皆様と共有できた時間は、運営委員一同とても嬉しく思っております。皆様が国際保健活動の一歩を踏み出すきっかけ作りを更なる目標に致します。また、皆様お会いできる日を楽しみにしております。